ワンコイントラスト運動

萩のまちには国や県・市の指定文化財が数多くあります。
そして、指定されていない文化財は指定文化財の何倍も多くあります。

多くの未指定文化財は民間所有のため、時代の荒波の中で静かに姿を消していきました。

それらを何とか守りたいと始まったのがワンコイントラスト運動の取り組みです。

萩市を訪れた観光客のみなさんにワンコイン(100円)のトラスト(信託)をお願いし、
未指定で民間所有のため修復ができない文化財を助けようというものです。

この運動は平成17年から始まり、
今では信託金の総額が2,600万円を超えています。

ワンコイントラストで最初に修復したのが「井上勝旧宅門」です。

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井上勝は長州ファイブの一人として、幕末に密かにイギリスに留学し、
鉄道技術を学びました。
維新後は初代鉄道庁長官となり、わが国の鉄道の発展に尽力しました。

井上勝はピンとこない方が多いと思いますが、
小岩井農場の名前はみなさんご存知でしょう。
スーパーやコンビニで小岩井農場のチーズやジュースが売られています。

この小岩井農場を創設した一人が井上勝です。

小岩井農場は1891(明治24)年に開設され、
共同創始者である小野義真(日本鉄道会社副社長)、岩崎彌之助(三菱社社長)
そして井上勝(鉄道庁長官)の三名の頭文字をとって「小岩井」と命名されました。

Kでした。
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by hagimachihaku | 2009-07-09 14:38 | まち博の取り組み  

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